仕事帰りの羽伸ばし
夜、仕事から帰った時、必ずすることがある。
それは、うちのすぐ近くの「○ーソン」に立ち寄り、店内を一回りすることだ。何も買う物がない時でも、疲れている時でも、自室の冷蔵庫で冷えたビールが待っていると分かっている時でも、きっと「○ーソン」に立ち寄って、マンガやお菓子やラーメンを一通り眺めずにはいられない。
買い物をすることはほとんどない。ただ、仕事で疲れて、そのまままっすぐうちに帰るのが何となくシャクなのだ。うちに帰ったら、お腹がすいているから、ご飯を食べなければならない。疲れているから、風呂に入って寝なければならない。何かと予定が立て込んでいる。やっと仕事が終わって自由になったのに、それではおもしろくない。目下の自由の再確認と、次の予定をこなす活力を養うため、用もない「○ーソン」に入り、クーラーに当たりながら、もう読んだマンガをめくったり、ラーメンの新製品が出ていないかチェックしたりして、ムダに時間をつぶす。これが何とも言えず充実して心地よい。ささやかでのどかな一日の締めくくりである。
毎晩、会社帰りに飲みに行くサラリーマンも、こういう気持ちなのではないか。
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